6月30日に行われたナビスコカップ準々決勝の第2戦。広島は佐藤寿人のゴールで1-0で勝利するも、アウェイゴールの差で敗退することが決まった。あと1点を奪えなかった広島の誤算になったのが清水航平の退場だ。
57分に切り札としてピッチに送られた清水は、86分に2枚目の警告を受けて退場。「チームに迷惑をかけてしまった」とうつむき、スタジアムを後にした。
3月中旬にひざを負傷した清水は約2カ月間のリハビリに取り組んでピッチに戻ってきたが、練習中から「もう一歩が出てこない」感覚に清水は苦しんできた。30日の退場こそ、頭と体がフィットしていないことを示したモノだった。
もっとも、清水はリハビリ中に身体を鍛え直してきた。「リハビリ中にしっかりと身体を作った。この身体がフィットしてくればいいパフォーマンスが出せるようになる」と自信を持つ。キレキレのドリブルが見られるまで、もう少しの我慢が必要のようだ。
広島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(広島担当 寺田弘幸)
2013/07/04 18:10