「このけがも決勝戦には間に合う予定だったので、『絶対に決勝戦で逆転満塁ホームラン打ったろう』と思ってた。でも、見事に空振りだったね」と、ナビスコカップ敗退を悔やんだのは、DF昌子源。
昨季の同大会決勝・清水戦に抜てきされ、戴冠を味わったことから「あの経験がなければ今の自分はいない。再びあの舞台に立ちたい」と今季の目標に掲げるほど自身にとって「特別な大会」であることを強調してきた。
しかし、6月18日に右ひざ半月板を損傷し、準々決勝第2戦・横浜FM戦は一人、寮のテレビで観戦した。3日の練習後、松葉杖を後部座席に載せて悔しさの続く現状も冗談まじりに話し始めたが、「これまで大きなけががなかったので、元のプレーができるか不安。監督の評価も対象外になったわけだし」と、さすがに不安ものぞかせた。
「一日でも早くピッチに戻る。ホンマにそのことだけ考えてやっている」。チームの“元気印”は今、リハビリに励んでいる。
鹿島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/07/03 19:46