益山司のフィードが後方から送られてくる。それを走りながら丁寧にトラップし、スピードに乗ったままドリブルへ。いまや清本拓己にとって定番の居残り練習だ。
最近ではほかの選手も加わるようになった。森安洋文と新井辰也、ときには服部年宏も。しかし、なぜか清本は上から目線だった。
「みんなの練習に付き合ってあげてます…(笑)」
その理由は、“後発組”全員がフィード役に付いてしまったため。初めは益山と2人で始めた練習だったが、気づけば数人の出し手に対し、受け手は清本ただ1人に。1セット終えても、清本がスタート地点に戻らないことには次に進まないため、明らかに非効率的だ。
上から目線は冗談だが、あまりに雑なフィードには反応しなくなった清本。「自分のタメにもなります」と感謝しつつも、「さすがにキツいので、(受け手を)手伝ってくださいってお願いしました(笑)」と、野垣内俊に助け船を求めていた。
岐阜の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(岐阜担当 村本裕太)
2013/06/28 17:32