前節・岡山戦で先制点を奪った中村祐輝。Jデビュー戦で、それも約1年ぶりの公式戦でいきなりやってのけた。
「久々の試合でゴールを決めてチームも勝ったので、素直にうれしい。ただ、まだ一試合。これからです」
そう謙遜した中村の相方もまた、Jデビューとなったバージェ。得点こそなかったが、中村との2トップで攻め切る場面も多かった。「バージェは英語もルーマニア語も話せる。運よくというか、(ルーマニアでもプレーしていた)僕も両方ほぼ分かるので、やりやすい」(中村)。東欧でのプレー経験を持つ両者に、コミュニケーションの弊害はない。
また、守備では“前半早々の失点”という悩ましき課題もクリア。「やっぱ木谷の“声”でラクになったよ、後ろはだいぶ」(服部年宏)。中心にいたのは岐阜デビューとなった木谷公亮である。
最下位を脱した岐阜。課題は多いが、新戦力による化学反応は少しずつ起こり始めている。
岐阜の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(岐阜担当 村本裕太)
2013/07/31 17:57