前節、岡山戦は追い付いての引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1を得た。全体的に押し込まれる展開で劣勢を強いられた印象だったが、中原秀人は「プレスの位置を低くしていたから押し込まれているように見えたのかもしれないですけど、問題はなかった」と毅然とした口調で説明。
大卒ルーキーながらプレー同様、取材対応でも冷静な視点と言葉で理路整然と説明をしてくれる中原の姿勢には芯の強さを感じられる。安易に質問に対して同調せず、しっかりと自分の意見を述べ、はっきりと反論してくれるのは見る側の記者にとっても当事者の視点を知る上で貴重な存在でもある。
すぐ上に位置していたチームとの2連戦で勝利を挙げられなかったが「プレーオフ圏内にはまだ近いところにいる。下を向く必要はない」とキッパリと言うその姿はルーキーながらすっかり主力としての風格が漂っていた。
福岡の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(福岡担当 杉山文宣)
2013/06/19 12:24