5月29日の第9節・柏戦を戦い終え、代表へ合流した西川周作は、「この1カ月は経験したことのないような相手と対戦できる。過密日程でもありますけど、いい準備をして、『絶対にチャンスが来る』と思いながらやっていきたい」と抱負を語った。
西川は今季、一段とすごみが増している。出場したリーグ戦12試合を8失点に抑え、うち7試合を無失点で終えるという圧倒的なパフォーマンスを見せた。
「良いイメージを持って、良い感覚でシーズンを過ごすことができていますね。プレーすることを楽しめているので、それを大事にしていきたい」と西川本人も充実ぶりを語っている。
西川はアルベルト・ザッケローニ監督から常にメンバー招集を受けてきたが、試合出場の機会は川島永嗣(スタンダール・リエージュ)の厚い壁に阻まれてきた。ただ、11年のアジア杯で川島が退場し、急きょ出番が巡ってきたように、コンフェデ杯でもどんなアクシデントが起こるとも限らない。
「絶対にチャンスが来る」と信じて、西川はブラジルの地にいる。
(広島担当 寺田弘幸)
2013/06/15 12:00