サッカー専門新聞ELGOLAZO web版 BLOGOLA

　開幕前の負傷により、前半戦は一度もメンバーに入ることなく中断期間を迎えてしまったDF遠藤航。だが、14日発売のエル・ゴラッソで述べたとおり、徐々に状態は上がってきている。

　2010年の高校3年次、当時は湘南の2種登録選手として同ユース時代に立ったJ1の舞台に、今度はプロ選手として戻る時を遠藤は待ち焦がれる。「3年前、清水との試合で大敗して、降格がほぼ決まった。そこで技術の高さとかミスを絶対逃さないところとかを体感して、“J1はこういうものなのか”と感じた」思い出がある。だからこそ、「高3のときとは自分は違うし、J1でもやれるということを早く見せたい」のだ。

　現在は大野和成や島村毅らが守備の中心として活躍しているが、それについては「いやいや、そこは譲れないですよ」とブランクも関係ないと言わんばかりの強気の発言。年代別代表でワールドユースの出場権を逃してしまったことや、チームがJ1で戦う中で出遅れたことが、彼をさらに成長させたに違いない。中断明けにピッチに立つ背番号3の姿が、楽しみだ。