GK時久省吾のPK阻止率がいよいよ異常だ。前節・千葉戦のPKストップで今季4度目、6度の被PKで1ゴールしか許していない。
昔からPKには強かったという。「結果的にですけどね」と回想するのは、大津高の守護神として出場した全国高校選手権の3回戦・帝京高とのPK戦(02年)。なんと3本連続セーブだった(にもかかわらず相手GKが4本止めて敗戦)。
しかし、止まらぬPKストップにコツはなく「伊奈波神社のおかげにしといてください(笑)」と時久。しばしば夫人と赴くという神社の“御利益”を理由に挙げながら、「でもそれなら『勝たせてくださいよ』とは思います」と本音に苦笑する。「(PKは)ないに越したことないですし、仮に決められても勝てるならいいですから。(PKを止めて)勝ち点を取れたのは愛媛戦(第4節)だけですし」。
これまで幾度もピンチを救ってきた守護神は、“PKの神様”に感謝しつつも勝利を求めている。
(岐阜担当 村本裕太)
2013/05/11 14:08