前節の栃木戦、古巣相手に好パフォーマンスを見せてチームを勝利に導いた河原和寿。
あらためてそのプレーを振り返ってもらうと、興味深い事実が見えてきた。
前半15分に生まれた吉村圭司の先制ゴールのアシストのシーン。エリア内でキープしている河原には、後ろから走り込んできた吉村は視界に入っていなかったはずだが、そこにドンピシャのタイミングでラストパスを出していた。
本人に確認すると、やはり吉村の姿は見えていなかったようだ。しかし、「後ろから(吉村)圭司さんが呼んでくれていたし、横を見たら菅ちゃん(栃木)がいたので、相手SBがそこにいるということは、うまく出せばフリーで圭司さんが受けれると思った」と「感覚とタイミング」で絶妙パスを供給。偶然でも、おおよそでもなく、しっかりと裏付けのあるアシストだったことを明かした。そして、「ああいう冷静さは練習の成果」とチームとしての日々の積み重ねに胸を張った。
(愛媛担当 松本隆志)
2013/05/09 19:33