前節の京都戦(第35節・2○1)、杉本真にとっては初物尽くしだった。
プロになってから初の1試合2ゴールをマークし、今季は既にキャリアハイの5ゴールに到達。「全体的な感覚はかなり良い。体と頭が同じような感覚で動いている。あとはその質を高められるかだと思う」と語り、リーグ前半戦をけがで棒に振ったことによるブランクから脱しつつあるようだ。
「周りに刺激が多い」ことが、コンディション向上に一役買っているようだ。杉本は言う。
「(拓大の同級生である川崎Fの小林)悠は代表に入ったし、入る前からだいぶ点を取っていた。カワさん(愛媛の河原和寿)、カツさん(長野の勝又慶典)、クキ(町田の久木野聡)も、みんながそれぞれの立場で活躍している。それを見ると力になるし、自然とパワーがもらえる。良い知らせが、いまの自分の活力になっている」
背番号10に恥じない仕事をしたが、1試合だけだと自分を戒め、「それを続けられるようにしたい」と、さらなる飛躍を誓った。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/10/09 15:40