7日にホームで松本との一戦を控える東京V。7試合勝ちなしと難しい状況だが、松本戦に向けて負傷中の背番号10がピッチに戻ってくる可能性が出てきている。
前々節・群馬戦では、先制点をアシストし、2点目の起点にもなった高木善朗。しかし、好パフォーマンスの中で相手との接触で鼻骨を骨折。前節の山形戦は欠場を余儀なくされていた。そういった状況の中で、5日の練習ではノーズガードを付けてプレー。「万全ではないのは確か。ただ、意外に動けていた」と冨樫剛一監督は感触を語り、ベンチ入りするかに関しては明日の練習次第となる。
高木善朗も「メンバーに入るかは分からない」と語ったが、一方で「(前節の山形戦で)出場機会の少なかったユースの後輩たちが出ている中で、山形相手に頑張っている姿を見たら、自分もやらないといけないなと。もちろんもう一度折れるかもという怖さはある。でも、別に折れても治らないわけではないし、それよりみんなが頑張っているのに自分だけ休んでいるわけにはいかない。今年は責任もあるので」と力強い言葉を残し、今節を見据えている。
チームに変化を与えられる選手なだけに、背番号10の動向には注目が集まりそうだ。
(東京V担当 林遼平)
2016/05/05 17:52