ボランチにけが人が続出している千葉だが、5日から山本真希が全体練習に合流。頼れる男が戻ってくる。
山本、アランダらが負傷離脱していく中、2日の練習で佐藤勇人が足を痛め、3日の讃岐戦ではCBを本職とする若狭大志を起用せざる得ない状況になっていた。しかも、その試合で“最後の砦”だった富澤清太郎までもが負傷。ボランチを本職とする選手がついに誰もいなくなってしまった。
関塚隆監督は「同じポジションにけが人が二人くらい出てしまうと、重なっていくことは多い。負担が多くなってくるので、それは起こりえること」と冷静に話していたが、苦境は苦境。山本の復帰は朗報である。山本は5日の練習で対人プレーも問題なくこなし、「ずっと(リハビリ中は)1人だったので、みんなでサッカーをするのは楽しいなと思ってやっていました」とサッカーができる喜びを誰よりも噛み締めていた。
7日のJ2第12節・京都戦には間に合うのか。「関さんとメディカルの話し合いもあると思いますし、1カ月実戦から離れていたので……ただ、怖さもありますけど、やりたい気持ちもある」とチームの緊急事態に早期復帰も辞さない構えを示した。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/05/05 17:55