渡辺広大が、山形に移籍してから2度目の3月11日を迎える。
仙台で10シーズンプレーし、東日本大震災もその間に経験した。被災地への思いは今も強いが、一方で山形ではチームとして十分な支援活動ができていないという認識もあり、それだけに「申し訳ない思いが強いですね」との言葉が口をつく。
その上で、あれから5年を迎える現在の思いを率直に語った。
「(小笠原)満男さんのコメントも見ましたけど、毎日毎日『被災地が…』というのは難しいところもあるので、3.11になるにつれて思い出さなきゃいけないですし、風化させちゃいけない。いま何ができるのか、細かいことかもしれないですけどいろいろやっていかなきゃいけないなあと思います」
もっとも大事な「いまできること」は、次節・徳島戦の勝利に向け全力を注ぐことに違いない。
(山形担当 佐藤円)
2016/03/11 14:49