立場が逆転した2人の指揮官
良い意味でサプライズを起こしているレスター・シティと悪い意味でのサプライズに満ちたシーズンを過ごしているチェルシーの激突は、上位対決のない今節、最大の注目だろう。イングランド国内でも「リベンジ・オブ・ラニエリ」と、大きく扱われている。
今季からレスターを率いているクラウディオ・ラニエリ監督は、2003-04シーズンまでチェルシーを率いていた。タイトルこそ獲得できなかったが、03-04シーズンはリーグ戦2位、チャンピオンズリーグでもベスト4進出と一定の結果は残していた。しかし、ポルトでチャンピオンズリーグを制したジョゼ・モウリーニョ監督が就任することとなり、監督を解任された。翌シーズン、チェルシーはモウリーニョ監督の下で約半世紀ぶりのリーグ制覇を達成している。
それ以降もラニエリはバレンシア、ユベントス、インテル、モナコで指揮を執るがタイトルには恵まれず。2014年ブラジルW杯後にはギリシャ代表監督に就任したもののグループ予選で最下位に沈み、ラニエリは「終わった監督」とも言われていた
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(BLOGOLA編集部)
2015/12/12 12:58