岩下敬輔とキム・ジョンヤが負傷中とあって、15日の天皇杯4回戦・川崎F戦では西野貴治の先発が濃厚だ。守備陣を束ねる丹羽大輝とは仙台戦でもコンビを組み、3-1の勝利に貢献しているが、この試合は西野にとって苦い思い出でもある。84分にキム・ジョンヤと交代でピッチを去ったが、理由は「足がつったから」。
走行距離は先発のフィールドプレーヤーでは最小の9.09キロでスプリントも最小の5回のみ。丹羽からは「CBがつったらアカンやろ」と真面目な指摘を受けたというが、西野は「『オレがCBで足をつったら、現役引退するわ』とか『走行距離9キロやんけ』とか突っ込まれまくりました」と苦笑い。トラッキングデータの導入の思わぬ余波を受けたイケメンCBは「一応笑って聞きましたが、自分でも情けなかったし、恥ずかしかった。川崎F戦では、同じ事がないようにしたい」と話していた。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/11/13 13:19