先日、レアル・マドリーにおける最多出場&最多得点記録を保持しているラウール・ゴンサレスの引退が発表された。ビッグプレーヤーの引退ということで、欧州サッカー通である中村憲剛に話を聞かない訳にはいかないと思い、彼のすごさを語ってもらった。
「めちゃくちゃこれが上手いという選手ではないけど、思考。思考の天才だと思う。とにかく周りがよく見えてくるし、まずゴールというのがあって。そこから逆算するのがすごく上手だったというタイプ。左足のシュートの技術とかはピカイチだけど、すごい人はもっといっぱいいる。(すごかったのは)目と頭だと思う。(大久保)嘉人や(佐藤)寿人に近い部分がある。常にゴールのことを一番に考えている選手」と中村の目には写っており、全国のサッカー少年にも「お手本にしてほしい存在」とのこと。
そんなレジェンドがまた一人サッカー界から離れるのは寂しいことであるが、偉大な記録とその存在が、色褪せることはない。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2015/10/23 20:38