前節(明治安田J2第35節長崎戦/2○1)、4試合ぶりの勝利を挙げた熊本は7日、週末の大宮戦に向けて25分×2本の紅白戦を実施。
開始早々、鈴木翔登と巻誠一郎が競り合いで激しく接触し、巻が頭を打って倒れる場面があるなど、とくに球際では激しいバトルが頻発。
ゲームは黄色のビブスをつけた組が1本目に3得点を奪って勝ったが、対する赤ビブスチームのゴールマウスを守った永井建成が、失点時の対応が甘かったDF陣に強い口調で声をかけるなど、雰囲気には緊張感も漂っていた。
「前期の試合、ある程度やれたことはもう忘れて泥臭くやるだけ。この時期は内容より勝点3を取ることが大事」と話すのは、前節の長崎戦で同点ゴールを決めた養父雄仁。
選手それぞれにコンディションもよく紅白戦でアピールしていたため、「先発を決めるのに悩むのはそれだけ選手達が力をつけてきたということ」と小野剛監督も言う。
残り7試合、今節の大宮はじめ上位陣との対戦が続くが、シーズンを通して成長してきたことを示してプレーオフ圏に挑む。
(熊本担当 井芹貴志)
2015/10/07 14:46