明治安田J1・2nd第10節・名古屋戦に向け、仙台の練習が緊張感を高めている。10日には2対2の対人シュート練習やコンビネーション形式のシュート練習に続き、激しい紅白戦が繰り広げられた。
特に激しいぶつかり合いが見られたのは、対人シュート練習だった。渡邉晋監督は苦戦した天皇杯2回戦・仙台大学戦(3○2)を反省し、チームが基本とする“球際”“走力”“切り替え”で相手を上回る意識を高めるとともに、「よりスピード感を出したいという目的があります」と明かす。
自分たちの速攻に鋭さを加えるだけでなく、名古屋の速攻に対する守備でもスピードアップをはかりたいところ。リャン・ヨンギは「ボールを奪って素早く攻撃に切り替えることはもちろん、そのボールをいかに速く、正確に、味方につなげられるか。相手のカウンターを受けないためにも、そこにこだわりたい」と展望する。
攻守ともにスピード感を増し、仙台はリーグ戦4試合ぶりの勝利を狙う。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/09/10 18:16