Jリーグヤマザキナビスコカップ第6節・山形戦(1●2)後、渡邉晋監督が「彼の日々のトレーニングの成果。努力はこういった場で表現できると感じた」と語ったのは、その試合でリャン・ヨンギが決めた直接FKからのゴールのこと。約25mのFKを、相手の壁を越え、反応していたGK山岸範宏の手が届かないコースに蹴り込んだ。
リャンが公式戦で直接FKから得点したのは12年のJ1第24節以来のこと。また、リャンは10年には1シーズンで2回直接FKを決めたことがあるが、偶然にも1回目のJ1第12節・浦和戦(1△1)では当時は山岸がゴールを守っており、2回目に決めたJ1第23節(2○0)の相手は山形だった。
山形戦後には「思い切って、集中して蹴れた」とこのゴールを振り返ったリャンは、「また同じようなチャンスが来たら、また決めたい」と意欲を燃やし、29日もFKに磨きをかけていた。J1での出場停止から復帰して迎える次節・神戸戦で、さらなる活躍が期待される。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/05/29 16:44