15日、44回目の誕生日を迎えた冨樫剛一監督は、選手たちから卵と小麦粉、水をかけられるというブラジル流の手荒な祝福を受けた。
いつもどおり円を作って練習を締めると、あらかじめ決められた役割どおりに竹本一彦GMが、少し離れた位置から冨樫監督を呼ぶ。背を向けたのを確認して準備は始まり、なにげなく会話している背後を強襲され、すぐに髪や顔は白くなった。似顔絵とチームのマークが描かれたケーキも渡され、最後は笑顔で記念撮影。「すごく幸せだし、なおさら責任を持ってみんなと一緒に最後まで戦っていきたいなという気持ちはあらためてもらいました」(富樫監督)。
なお、先頭は「先に行かないと自分も被害を受ける」という計算どおりの動きに満足げな安在和樹で、繰り返し水をかけ続けたのは田村直也。中途半端なポジショニングだった澤井直人は余った水を浴びせられることとなった。敗戦後のムードも一新され、チームは今節(明治安田J2第24節・北九州戦)を迎えられるだろう。
(東京V担当 石原遼一)
2015/07/15 17:53