冨樫剛一監督が東京Vを指揮して8試合が終わった。チームは残留に向け日々努力を続けている。そんな中、若い選手が多いチームに影響を与えているのは永井秀樹、柴崎貴広、平本一樹、中後雅喜、田村直也といったベテランと呼ばれる選手たちだ。
「経験のある選手たちは、自分たちがやりやすい環境を作ってくれている」という言葉は多くの若手選手から聞かれる言葉だ。冨樫監督も「ベテランには助けてもらっている」と、チームにとってやはりベテランの経験、力は欠かせない。
「平本は高校2年のときから知っているが、成長を感じるし、頼りにしている」(冨樫監督)と話してくれたことを平本に伝えると「そう思ってくれていることはうれしい」。続けて「冨樫監督に代わってから試合にも出させてもらっているし、歳も歳なので頼りにされない年寄りよりかは、そのほうがいいだろうし、練習中の雰囲気がどういうふうにすれば明るくなるか、どうしたら悪くなるかはここでずっと育っているので分かっている。ここで育った冨樫監督も同じだと思う」と話した。
残留に向けて最後の正念場を迎える東京V。ベテラン勢の力なくして東京Vの残留はあり得ない。
(東京V担当 柴原貴彦)
2014/11/07 17:05