2月22日のトレーニングマッチで左膝内側側副靭帯を損傷し全治8週間と診断された為田大貴が、地道なリハビリを乗り越え、明治安田J2第9節・長崎戦で公式戦復帰する可能性が高い。
昨季終盤から調子を上げ、今季はチームの中心選手として期待されるなか好調を保っていたが、無念の負傷離脱。開幕以後、思うように勝ち点を積み上げられず低迷状態にあるチームを、ピッチの外から見守ってきた。
「みんなが悩んでいるのを見て、早く復帰してチームのアクセントになりたかった。僕はすごく足が速いとか抜群の身体能力を持っているというタイプではないので、“起爆剤”のような仕事は出来ないけれど、ちょっとずつチームの流れを変えることを意識したい」
長崎戦に出場すれば、故郷への凱旋であると同時に、井上裕大、刀根亮輔、岸田翔平ら大分アカデミーの先輩たちとの対戦も見込まれる。心身ともに成長した生え抜きが、大分の苦境を覆しに行く。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/04/24 17:27