7日、C大阪のファン感謝イベントがヤンマースタジアム長居で行われた。同イベントには、5000人のファン・サポーターが集まり、選手との触れ合いを楽しんだ。その途中、フォルランがメディアの囲み取材に対応。質問を受ける前に、「本当のことを言っていいですか?言ったことは書いて欲しい」と断りを入れた上で、応じた。
まず、出場機会が減ったシーズン終盤の状況については、「選手として試合に出たい、という気持ちは正直なところ。監督が大熊さんに代わってから、私が先発の機会を与えてもらったのは天皇杯の千葉戦だけ。チームとして結果が出ない中でも、チャンスを与えてもらえなかった。もちろん、監督にも考えがあったと思うが、悔しかった。ベンチにいることが受け入れられないのではない。チームが負け続けても、シーズン最後まで先発もリザーブの選手も変わらないという状況が続けば、選手として必然的にモチベーションが下がることは、僕だけではなく、誰だってあると思う」と語った。
また、母国ウルグアイのTVの前で語ったとされた一部報道の、チーム内でのコミュニケーション不和の問題については、きっぱりと否定。
「シーズン始めには、ミッチ(・ニコルス)やゴイコ(・カチャル)がいたので、通訳を挟まずに話すことができるチームメートがいた。その後、カカウが来るまでは、直接、コミュニケーションを取れる選手がいない状況が続いたが、カカウが来てからは、それもなくなった。さらに、他の選手たちとコミュニケーションが取れていなかったかと言えば、そうではない。言葉の壁はあったかも知れないが、決してコミュニケーションが取れていなかったわけではない。周りの選手たちもすごく気を遣ってくれていたし、それに対して、ああいう形で報道されてしまったことは残念でならない。真意ではない」と熱弁をふるった。
来季については、「まだ分からない。今週、来週あたりで方向性は出るかも知れない。新監督が決まるのであれば、どういうチーム作りをしたいのか、どういう選手起用をしたいのか、ということは聞いてみたい」とし、先日、スペイン紙で報じられたペニャロールからのオファーに関しては、「(代理人からも)聞いていない」とのコメントを残した。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/12/07 18:22