「やっぱりこの湘南スタイルでもう一度J1でやりたいと思ったし、今まで悔しい思いをした仲間、選手たちと一緒にJ1でプレーしたいという思いが強かった」。そう最終的に残留を決断した理由を語ったのは遠藤航だ。ここ一、二週間、揺れていた遠藤の移籍報道は、自身の決断によって終止符が打たれた。
代表や海外といった野心を持つ遠藤にとって、今回のオファーは「個人的な成長も考えた」中での決断。「最終的にやるのは自分だし、正直どちらにいっても将来どうなるかは分からない。大事なのは代表とかオリンピックとか海外とか、目標をしっかり自分の中で持っていれば、どこでやっても成長できるということ。いまは湘南でやることが自分は一番だと思った」と、湘南でのさらなる成長を誓っている。
「オファーを受けたことで残留するのも覚悟がいることだと初めて思った。来年はJ1で優勝するぐらいの気持ちでシーズンに臨みたいと思う」と強く語った遠藤。目線はすでに、J1での戦いを見据えている。
(湘南担当 林遼平)
2014/12/06 20:03