昨季大分でプレーした児玉新が、32歳の誕生日を迎えた8日、自身のブログで現役引退を発表した。
左SBを主戦場とし、堅実なプレーと飾らない人柄で愛されたプレーヤー。13年、清水で指導を受けた田坂和昭監督のもとへ移籍し、負傷に悩みながら11試合に出場して苦しいシーズンの戦いに貢献した。
大分を去るとき、「(高木)和道くんと再び隣でサッカーできたのが嬉しかった」と語った。高木とは07~08年、ともに主力として清水の一時代を支えた仲間。大分で、当時と同じく左SBと左CBで並び「ああ、こんな感じだったな、と」。
一方の高木は児玉について「やりやすかった。コーチングの声をよく聞いてくれるし、G大阪ユースOBらしく技術も高い。気のきいたカバーもしてくれる」と話す。「サッカー界は狭いし、現役をやめても、このさきも関係は続いていく。いずれまた一緒に仕事ができれば」と、第二の人生を歩みはじめる盟友にエールを送った。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/10/09 17:01