サッカーとラグビーの“現役大学生代表”の対面が実現した。
22日、東京・小平のFC東京練習場に、ラグビー日本代表で早稲田大学ラグビー蹴球部所属の藤田慶和(3年)が練習見学に訪れた。そして慶応大学4年生でサッカー日本代表の武藤嘉紀と対面。同世代のホープが、お互い刺激を与え合った。
今回の対面は、FC東京の阿久根謙司社長が母校のイベントを訪れた際、後輩の藤田と出会い、「異業種交流は絶対に必要」と誘ったのがきっかけ。現在早稲田大ではフルバック、代表ではウイングでプレーする藤田は、スピード豊かな突破でトライを狙うスタイルが身上。まさにサッカーにおける武藤のプレースタイルとも重なり合う。
藤田は18歳7カ月で15人制の日本代表の試合に出場。これは最年少キャップの記録だ。「プレッシャーはないですけど、国を背負って戦う誇りを感じています」と語り、「2019年に日本で行われるラグビーW杯では、プレーでも気持ちでもチームを鼓舞できる存在になっていたい」と将来について述べた。
武藤は「藤田くんは年齢は一つ下だけど、すでに日本代表として戦っている。体つきを見てもすごい努力が伝わってきました」と刺激を受けた様子。最後は二人で写真を撮り、エール交換。お互い契約しているサプライヤーも同じスポーツメーカーと、何かと共通点がある両者。サッカーとラグビーの若きスターの、今後の活躍に益々注目が集まる。
(写真提供:©F.C.TOKYO)
(FC東京担当 西川結城)
2014/09/22 19:50