17日の練習でキレのある動きを見せたのが楠神順平。前節のJ1第23節・柏戦(2○0)でもチーム2点目となった永井龍の得点をアシストし、自身も得意のドリブルで敵陣に切れ込んだ。
さらに、この試合で特筆すべきは、最後まで走り切り、守備で何度も相手に食らい付いていたこと。練習後にこの点を指摘すると、「監督が求めるベースは走ることだし、ボールを取りに行って取り切れたら、そこまで精神的にしんどくない。ずっと回されるより、取りに行って、自分たちのボールにした方が、やっていても楽しくやれる」と話す。
20日に行われるJ1第24節・G大阪戦に向けては、「(ガンバは)回すこともうまいので、(守備で)我慢するところと、2度追い、3度追いできるところを見極めていかないといけない」と見据える。
“万博でのG大阪戦”と言えば、川崎F時代の2010年第10節ではJリーグ初ゴールを記録し、この試合ではハットトリックも達成している。「あの3点は全部こぼれてきたみたいなもの(笑)」と謙虚に話すが、献身的なプレーを見せる現在の彼に、再びボールがこぼれてきても、不思議ではない。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/09/17 16:50