仙台は8月1日に、鹿島から野沢拓也を完全移籍で獲得。野沢は5日から仙台の全体練習に合流した。早速、少ないタッチでのボール回しの練習では技術の高さを見せ、「16歳のころから知っている仲」という里内猛フィジカルコーチの指揮するフィジカルトレーニングもやり抜いた。練習後には仲間たちから歓迎行事として水やら砂やらをかけられていた。
「砂は初めて」という野沢は、シャワーを浴びた後に新加入記者会見を実施。2012年の神戸移籍に続く2度目の移籍は「本当に悩んだ末」だったと明かした。そして仙台加入にあたり「少しでも多く、勝利を目指すこと。そしてタイトルに近付けるように頑張ります」と決意表明した。渡邉晋監督も「彼のクオリティーの高いプレーはもちろん、メンタリティーの点でもチームの力になってくれるはず」と、強豪・鹿島で培ってきたさまざまなものに期待している。今週中に選手登録を終え、仙台の一員としての活躍が期待される。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/08/05 18:06