8月5日。ボールを使ったメニューを終えると、多くの選手は、練習場の裏手に移動。坂道や、急な階段でダッシュを繰り返した。熱中症に注意した上で「夏場の苦しい時間にもしっかりパワーを出せるように、今日の場合は質の部分を重視してこのメニューを組みました」と里内猛フィジカルコーチ。姿勢やペースを変えつつ、坂道ダッシュが計15セット、階段ダッシュが計5セットおこなわれた。「ハイパワー系の暑さ対策ですね」と渡辺広大も実感する体力強化策だ。
「今までは平地がほとんどで、こういう形での走り込みは初めて。里内さんはいろいろなメニューを用意していて、それが次の試合でも長期的にも形になるのが楽しみ」と在籍11年目のリャン・ヨンギは新鮮な刺激を感じている。
中断期間前から地道に重ねてきた体力強化策は、この8月に実を結ぶか。今週末のJ1第19節では暑い甲府でのアウェイゲームが予定されており、そこでも体力面が試される。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/08/05 18:12