前節・千葉戦(1○0)で開幕戦の熊本戦(1●2)以来、17試合ぶりに出場を果たした牛之濱拓。これまでは持ち味であるドリブルで前に運ぶ能力と、チームコンセプトであるタッチ数を少なくして素早くボールを動かすという戦い方の狭間で持ち味を生かし切れなかった。
しかし、千葉戦では数的不利の状況もあり、「ただ、守るだけではしんどくなる。前に持っていけるなら持っていこうと思っていた」と言うように、開き直ったことで持ち味が生きた。自身でも手ごたえを感じたようで「思い切りやろうと思って自分らしいドリブルもできたんじゃないかなと思う」と振り返っている。
今節の東京V戦もベンチ入りが濃厚だが、「投入される状況によって役割は違ってくるので、そこは試合を見ながらしっかり感じ取って求められることをやらないといけない」と自覚している。牛之濱らしい推進力のあるドリブルで流れを変える存在になってほしいところだ。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/06/13 22:09