第17節・岐阜戦(1○0)で、途中出場6分後の80分に殊勲の決勝点を挙げた若狭大志。試合後に田坂和昭監督も「守備に重きを置いて、タイミングが合えば攻撃参加しなさいと言って送り出したのに、めちゃめちゃ攻めていた」と苦笑しつつ、「うれしい誤算だった」と語ったが、若狭本人も「僕もビックリです。自分でもなぜあのときあそこにいたのか分からない」と笑う。
テレビカメラの前では「まずは無失点に抑えることを考えてピッチに入りました」と、あくまでも監督の指示に忠実だった姿勢をアピールしつつ、「正直なことを言うと、個人的には得点は毎回狙っている。セットプレーだけでなく流れの中でも狙っていて、それが今日の得点につながった」と、あとでこっそりと本音を明かした。
若狭の天性の嗅覚を働かせたとでも言うべき得点で流れを引き寄せ、チームは今季初の3連勝へと向かう。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/06/10 21:46