矢田旭が、プロA契約を締結した。
「技術と個人的な戦術が良いアクセントになっている」
西野朗監督にそう評される矢田は、ナビスコカップグループリーグ第4節・大宮戦(2○0)でフル出場。A契約の締結条件である公式戦450分の出場をクリアするとともに、チームの快勝を呼び込んだ。そして続く徳島戦(2○1)では、4選手が絡む美しい同点弾をアシスト。「試合を重ねることで、練習でできていたことが、公式戦の場でもできるようになってきた」と一定の充実感を口にしているとおり、崩しのイメージが周囲とシンクロしていなければ生まれないビューティフルゴールだった。
もちろん、「ここからが本当の勝負」と分かっている矢田。喜びも口にしながら「やっとプロになれた気はするけど、ここで満足していたらダメなので」と、視線は今後に向けられている。対象にあたるニューヒーロー賞についても、同様だ。
「そんなにというか、まだまだなので。良いプレーをすることがそっちにもつながると思って、深く考えずに目の前のことを100%でやりたい」
先発濃厚の今節・柏戦。慢心することなく、ピッチに立つ。
(名古屋担当 村本裕太)
2014/05/28 13:09