前節・浦和戦(1●2)で本多勇喜が負傷。15日のトレーニングは別メニューでランニングに励んでいたものの、19日開催の第8節・甲府戦の出場は微妙なところだ。そこで西野朗監督は、佐藤和樹と矢田旭を左SBでテストしている。
佐藤はチーム唯一の生粋の左SBだが、ライバル・本多との差を「試合でどれだけできるかどうか。僕はチャンスをつかめていない」と語る。ナビスコカップ第1節・甲府戦(0●1)では満足のいくプレーができなかったと言い、「なおさらチャンスが欲しい」とリベンジに燃えている。
一方の矢田は、出場すれば、高校1年次以来の左SB。それでも「試合に出られるのならばどこでも出たい」と意欲的で、「ディフェンスはもちろん、攻撃でプラスαを出していけたら」とイメージを膨らませていた。
もちろん、本多が復帰する可能性もあるが、彼らの奮起はチーム力アップにもつながるはず。右SBやCBも含め、負傷者続出で最終ラインには暗雲が漂っており、左SBの人選は今節・甲府戦における一つの注目点となりそうだ。
(名古屋担当 村本裕太)
2014/04/16 10:00