ここ3試合、正GKの座を渋谷飛翔に譲っている南雄太。交代の理由については山口素弘監督と話をしたようだが、詳細については黙して語らない。練習やトレーニングマッチではいつもと変わらず味方を叱咤し、全体練習終了後も遅くまで黙々と居残り練習を続けている。
そんな南に4連敗、そして3試合連続無得点という苦しい状況から抜け出すために必要なモノを聞くと、次のように答えが返ってきた。
「大事なことは一人ひとりが何が足りないかを自分自身に問いかけること。人のせいにしたり、現実を直視しないで逃げることは簡単なこと。勝てないことに対して一人ひとりが向かわないといけないし、なおかつ自分自身に何が足りないかをみんなが考えていかないと前に進んでいかない」
“人のせいにせず、現実を直視し、自分自身に何が足りないのかを考える”。南自身が現状を打破するために、自らをもって体現しているように感じられる言葉だった。
(横浜FC担当 村田亘)
2014/05/21 21:49