前節の岐阜戦(2○1)で中盤を走り回って勝利に貢献した島田譲は、「隣の選手が攻撃はやってくれる。僕は地味なところで貢献しないと」と笑う。
隣の選手とは、3月下旬に加入後すぐにチームメートをうならせ、チームの中心になっている上田康太のこと。同じレフティーの島田は「うまいですね。もう見てのとおりです」とパートナーの上田に頼もしさを感じながら、自分のストロングポイントをうまく引き立たせている。
「守備のところ、運動量やセカンドボールを回収するところの意識をすごく持っている。そういうところでは康太君に負けていられないし、康太君をしっかりとサポートしながらゴール前に飛び出ていきたい」。ライバル意識も持ちながらもお互いの特徴を生かし合っているボランチのバランスは非常に良い。
精細な技術とアイディアに秀でる上田が“柔”なら、豊富な運動量に加えて左足にキャノンを持つ島田は“剛”。岡山をけん引する柔と剛のボランチコンビに注目だ。
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/05/21 21:42