「ここ最近はパスにこだわっていたけど、今度からは(シュートを)打っていこうかなと」
第8節・岐阜戦(3○1)で今季初ゴールを決めた後に近藤祐介はそう宣言したが、その言葉どおり、岐阜戦以降の4試合で2ゴールを記録。前節の湘南戦(1●2)では一時は同点に追い付く、ゴラッソなキャノンシュートをブチ込んだ。
チーム内得点王は7ゴールの瀬沼優司だが、現時点での勢いは近藤が勝っている。今節の岡山戦では3試合連続弾に期待が懸かるが、「得点にがっついていないから」と、思いのほか、本人は謙虚だった。その一方で、「連敗だけはしたくない」と話しており、そのためにはゴールを取るのが手っ取り早いと、誰よりも近藤が自覚している。
3つのゴールすべてをお膳立てしてくれている瀬沼とのホットラインから、「記憶にない」3戦連続弾が飛び出すのか――。日本人離れした、背番号32の“悪魔の左足”に注目だ。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/05/08 22:44