今季の主将は廣瀬浩二だが、ゲームキャプテンは流動的だ。これまで廣瀬のほかに近藤祐介と鈴木智幸が、キャプテンマークを巻いた。
「全員がチームのために高い意識を持てば、相手にとって脅威になる」(廣瀬)ことを指揮官は意図し、あえて固定していない。その方針はシーズン前に伝えられており、Jリーグで最も背が低い主将は、それを了承したそうだ。
しばらく廣瀬の左腕から旅立っていたキャプテンマークだが、前節の岐阜戦(3○1)で鈴木智が前半途中で下がったことにより、後半の頭から主の下へと戻ってきた。久々に巻いた感触を背番号8に聞くと、「ドゥ(近藤)が付けていたから、だいぶ伸びていましたね(笑)。ダボダボしているから、(マネージャーに)乾燥機にかけてください、と言っておこうかな」と、この日も気配りトーク全開で返してくれた。
北関東のプライドを懸けた今節の水戸とのダービーでは、誰の下へとキャプテンマークは向かうのだろうか。注目したい。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/04/23 18:58