第11節・福岡戦(2○1)で今季初の逆転勝利を収め、チームの雰囲気は上向き。その試合ではメンバーを外れた松本怜も、第12節・松本戦での復帰に向け、士気を高めている。
昨季のけがの影響を引きずりつつも、50m走5秒08のスピードは健在。「1試合休んだぶん、足の痛みも軽減した。得点? 絡むしかないでしょう」と意欲を露わにした。
主戦場であるサイドの攻防がカギとなる松本戦では、持ち前の速さとポジショニングで主導権を握りたいと語る。5日のトレーニングでは田坂和昭監督からとある“秘策”も授けられており、「ときには顔面でボールを止めにいくくらいのつもりで臨む」と意気込んだ。
端正なマスクで女子サポーターのハートを釘付けにする松本がフェイスガード姿になっては困るが、青森山田高から早稲田大で鍛えた魂は、涼しげなルックスとは裏腹に極上の骨太。足だけでなく顔の痛みも引き受ける覚悟で、4連戦最後の試合に挑む。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/05/05 18:20