第9節・愛媛戦(0△0)で福村貴幸が今季初出場を果たした。
大木武・前監督の下では主に左SBのレギュラーとして活躍したが、バドゥ監督が就任した今季は、横浜FMから期限付き移籍で加わった比嘉祐介が左SBとして定着。福村は前節・松本戦(2△2)で初めてリザーブに入り、今節の81分から交代出場でピッチに立った。
守備を固める相手を崩せない状況での投入だったこともあり、「攻撃のことを考えてプレーしようと思っていた。パスを出して味方に当てて、もう一度動いていって、3人目を使っていこうとした」と福村は試合を振り返ったが、左サイドで同じく交代出場した横谷繁らを交えた攻撃の組み立ては、昨季までの大木体制下でのパスワークを彷彿とさせた。ただ、スコアレスで引き分けたこともあり、攻撃の精度などで納得はいっていない様子も見せている。
とはいえ、10分ほどの出場ながら、ようやく踏み出した2014シーズンの第一歩。交代でピッチに入る際は西京極から一際大きな拍手が送られるなど、サポーターに愛される存在である福村。今後の巻き返しに期待が集まる。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/04/27 21:19