22日に天皇杯準々決勝・仙台戦を控えるFC東京は、15日に麻生グラウンドで川崎Fと練習試合を組んでいる。その試合に向けてモチベーションを上げているのは、特に出場機会が少なかった選手たちだ。
「このメンバーでやれるのも天皇杯が最後。練習試合でも、チームとして内容を求めながらやっていきたいし、個人としてもしっかりアピールしていく」。
そう話したのは丸山祐市。今季リーグ戦での出場はないが、森重真人が日本代表遠征で負傷した箇所の状態を見ながら調整している現在、主力組に入ることも多い。
丸山に負けていられないのが吉本一謙だ。彼と同様に長いリハビリから脱した平松大志は公式戦に復帰した。彼とて、復活のときを待っている。
「ナオさん(石川直宏)が(サブ組を)引っ張ってくれている。試合に出ている人に勝ってやろう、と。いい練習をして、いい競争をして、練習試合でも全力を出してアピールする」
鼻息は荒い。
彼らサブ組の突き上げが、チームをいい方向へと向かわせる。
(FC東京担当 田中直希)
2013/12/13 19:49