大宮アルディージャは20日(土)15時から、NACK5スタジアム大宮でJ1第29節・アルビレックス新潟戦を戦います。この新潟戦は勝ち点差『2』で迎える残留争い直接対決。チームのJ1残留を占う“大一番”です。19日・20日発売の『EL GOLAZO』(エルゴラ)では、新潟戦の徹底プレビューを掲載しています。今回のブロゴラでは本紙に載せ切れなかった監督・選手たちのコメントをご紹介。監督、選手のみなさん、取材へのご協力本当にありがとうございました。
■ベルデニック監督コメント
――残留争いにおいて重要な一戦である新潟戦を控えたいまの心境は?
「残留を争うという意味ではポイントを倍に換算できる試合だと思う。特別な集中力やモチベーションを求められる試合だが、過剰になり過ぎるとそれはネガティブな作用も起こし得る可能性があると思う。ただトレーニングで見せる選手たちの集中力やモチベーションはノーマルだし、その点については満足している」
――新潟の印象は?
「新潟はある局面において非常にチーム戦術に長けた、レベルの高いチームだと見ている。その理由は攻守における切り替えの速さは顕著で、それは帰陣の速さも含んでいるが攻撃でボールを失った後に直接的にプレッシャーに行く速さ、守備からボールを奪って攻撃に転じる速さに長けている。非常にコレクティブに戦って常に高いモチベーションで闘争心あふれる戦いができるチームだと思っている」
■MF 8 東 慶悟選手コメント
「新潟は手堅いチームだと思うし、簡単には勝てないと思う。相手も残留争いを勝つために気持ちを入れて来ると思うし、ホームなので気持ちで負けないようにしたい。(ロンドン五輪でチームメートだった鈴木大輔選手について)いい選手だし、また一緒にピッチでやれるのは幸せなこと。ダイスケから勝ち点3を取れると気分もよくなるだろうから負けたくない。彼の守備は安定しているし、チームも引っ張っている。ロングボールなど攻撃のスイッチになるから気を付けないといけない。守備陣は非常に守備を頑張っているし、体を張ってくれている。そんな守備陣のためにも攻撃陣は点を取らないといけない。各自の役割をこなせれば勝利に近付く。僕も役割を果たしていきたい。勝ち点3を取るために全力でプレーしたい」
■MF 23 金澤 慎選手コメント
「新潟とはリーグ戦では勝っているけど、ナビスコカップのグループリーグでは3点をリードしながらも引っくり返された試合があったので、そんなに簡単に勝てる相手ではない。失点も少ないし、1点を争うゲームになるんじゃないか。ブルーノ・ロペスやミシェウにはスペースを与えると自由やられてしまう。コンパクトに3ラインを敷いた中でプレッシャーをかけられればそこまでチャンスを作らせることはないと思う」
この大一番は大宮の北野貴之選手、チョ・ヨンチョル選手、そして新潟の坪内秀介選手にとっては古巣戦となります。チョ選手は「お互いにいい順位でいい勝負をしたかった」と語るなど、ともにJ1残留を懸けた試合であるため、“こういう形で対戦したくなかった”という心境が本音だとは思います。しかし、そこはプロ選手。チームの勝利のために全力を尽くすプレーが見られることでしょう。
最後に告知です。エルゴラ本紙では新潟戦を見開き2Pで徹底プレビューしています。大宮視点のマッチプレビュー、北野貴之選手コラム、堅守の要因を検証したコラム、そしてNACKで刻んできた“残留伝説”を振り返るコンテンツなど、読みどころ満載です。お買い逃しなく!!
(大宮担当 郡司聡)
2012/10/19 21:30