J1第3節、ホーム・新潟戦はハードな試合だった。だが1点先行して最後の最後に追いつかれるのは、開幕・清水戦と同じ展開でもあった。「今日は勝てる」と思っていただけに、試合後にはピッチにうなだれる大宮の選手も少なくなかった。攻守に貢献していた金澤慎は「残念です…、勝てた試合だったと思います」と淡々と語ってくれた。
清水戦のときと今回ではパターンが違うが、対処の方法はなかったのだろうか。「今回は単にロングボールをポンポン蹴ってくるという感じではなかった。逆にパワープレーでの対処の仕方が練習したような形でやらなくてもよかったのでは。相手がペースを落とした時にチャンスと感じて、点も取れたので、もう1点入れれば限りなく勝ちに近づけた。もったいない試合だったと思います」といつも冷静な金澤だが、さすがに悔しさが隠せなかった。
この経験を生かし、20日のナビスコカップではしっかり切り替えて臨んでもらいたい。
(大宮担当 上野直彦)
2013/03/17 18:12