Jリーグの選手・監督がプレミアリーグを語る連載企画『俺のプレミア』を本紙エル・ゴラッソより転載。今週は、松本・喜山康平の後編をお送りする──
喜山が注目するウィルシャー
——プレミアリーグの試合を観るときはどこに注目していますか?
「自分と同じボランチや左利きの選手は自然と注目します。アーセナルの試合は全部観ていますが、特にウィルシャーは気になります。けがをしてからパフォーマンスが戻り切れていない感じもしますが、ベンゲルなら復活させると思います。あとはデンベレですね。ライバルチームであるトッテナムの選手ですが、ボランチなのに珍しくドリブルで局面を打開できるタイプ。パスで打開するのは簡単だけど、ドリブルで一人置き去りにするだけでも局面は変わるので、リスクはあると思いますが自分もできるようになりたいです。また190cmくらいの大型ボランチが多い中で、フラミニ(アーセナル)の体格は日本人とそれほど変わらない。そういう選手たちのプレーは勉強になります」
——今季のプレミアリーグ、ずばりどうなると予想されますか?
「アーセナルにはこのまま行ってほしいと思いますけど、ベスト4は変わりそうな雰囲気ですね。ウェストブロムウィッチは監督が代わってから、堅実さもありながら攻撃では前線に個で突破できるスピードのあるタレントがいて、ボランチ2枚が効いているので安定しています。かなりいいところまで行くんじゃないですか。トッテナムやリヴァプールも今季は強いと思います」
(エル・ゴラッソ本紙11/8・9号より)
(BLOGOLA編集部)
2013/11/08 12:42