Jリーグの選手・監督がプレミアリーグを語る連載企画『俺のプレミア』を本紙エル・ゴラッソより転載。今週は、仙台・蜂須賀孝治編をお送りする──
蜂須賀が「必ず見てきた」という宮市
——注目している選手はいますか?
「宮市亮選手(アーセナル)が好きで、彼が出てくれば必ず見てきました。彼のドリブルは高校時代からスーパーでしたし、このプレミアリーグの舞台で、屈強なDFたちを相手に自分を表現している姿をもっと見たいですね。あと、SBの選手にも注目して見ています。プレミアリーグのSBは自分で持ち上がるというスタイルではないので、そこは日本と違いますよね。前が空いたら縦に速く蹴るサッカーの中で、SBがどういう動きをするのか、そしてそれは日本の場合とどう違うのか。考えることも多いです」
——プレー以外ではどうでしょう。
「観客席と選手の距離感ですね。サッカー専用のスタジアムなので観客とピッチの距離が近く、スタンドから選手を後押しする空気がダイレクトに伝わる。TVで見ていても、プレミアリーグのスタジアムでは、選手が大きく見えるんですよ。僕はACLのアウェイ・江蘇戦(南京)で45,000人のサポーターの圧力を感じました。あれがいまのところ一番の経験なのですが、あのスタジアムには陸上競技のトラックがあったんですよね。プレミアリーグではそこまでの人数が入らなかったとしても、専用スタジアムでピッチとの距離が近いし、応援の迫力もある。そして選手の戦う気持ちも強い。あの雰囲気の中で試合ができるのをうらやましく思いながら、プレミアリーグ中継を見ています」
(エル・ゴラッソ本紙10/25・26号より)
(BLOGOLA編集部)
2013/10/25 11:47