現地時間11日(日本時間12日0時30分)にセルビア代表と戦う日本代表は10日、ノヴィサド市内のカラジョルジェスタジアムで試合前日の公式練習を行った。
冒頭15分のみの公開となった練習では、前日まで別メニュー調整だった遠藤保仁も今回の遠征で初めて全体練習に合流した。練習後の取材では、各々の選手たちがセルビアの印象について触れた。
主将の長谷部誠は「相手はフィジカルの強さは世界でもトップレベルにあると思う。特にセットプレーも危険。ボディコンタクトのないプレーなどできないけど、できるだけフィジカル勝負に持っていかれないようにしたい」と語った。
日本が肉弾戦を避けるために重要になるのが、パス回しや連係面だ。それはピッチの芝生の状態とも大きく関係してくるが、それに関して長谷部は「昨日(9日)まで練習していたグラウンドに比べればだいぶいい。多少の凸凹はあるのは仕方がないし、許容範囲だと思う」と語っていた。
また攻撃陣を代表して、柿谷曜一朗もセルビア戦のポイントを話した。「セルビアには有名クラブに所属している選手が多い。特にディフェンスラインの選手は背も高いし、迫力ある守備をしてくるという印象。でも、日本のサッカーができれば、それも問題はない」。
当然期待されているのは、ゴール。「僕が点を取るには、とにかくゴール前の集中力。またこのチームで戦う上では攻撃の起点になることも心掛けている」。FWとして与えられたコンセプトを実行しつつ、ゴールネットを揺らす。7月の東アジア杯以来の得点に注目が集まる。
ポイントは、セルビアの力強さを、いかに攻守ともに組織的に連動した動きで緩和できるか。さらにそこに加えて、本田圭佑や香川真司、柿谷などの“個”の力が発揮されれば、日本の勝機はグッと高まる。
9月の連戦で見せたコレクティブな戦いを、苦手のアウェイでどこまで見せられるか。セルビア第二の都市で、日本の真価が問われる。
(現地取材・西川 結城)
[4-2-3-1] | ||||||
柿谷 | ||||||
香川 | 本田 | 岡崎 | ||||
細貝 | 長谷部 | |||||
長友 | 今野 | 吉田 | 内田 | |||
川島 |
(BLOGOLA編集部)
2013/10/11 09:47