右上葉肺腺がんで闘病中の湘南ベルマーレフットサルクラブ所属久光重貴選手(写真右)が3日、東京Vのクラブハウスを来訪。7月27日に開催された第26節・G大阪戦からホーム3試合で実施されたサポーターによる闘病支援募金総額の242,343円と東京Vの選手会による募金が久光氏に手渡された。
久光氏はかつてV川崎のジュニアユースでプレーし、現在の主将である飯尾一慶(写真左)の同期。「病気をやっつけようという強い意思に心を打たれた」という飯尾が発起人として、クラブ主導の募金活動が行われていた。
この日の練習後、選手の前で挨拶に立った久光氏は「みなさんの支えがあって希望を持つことができた」と感謝の言葉を述べたという。神妙な表情で話を聞いていた三浦泰年監督は「彼の生死を懸けたあきらめない精神は、現在のリーグ戦で置かれた状況とリンクするモノがあると思う。サッカーというスポーツが人と人をつなぎ合わせた素晴らしい出来事」と話した。
(写真提供:東京ヴェルディ)
(東京V担当 郡司聡)
2013/10/03 20:45