自身の同級生であり、ともにV川崎ジュニアユースで3年間プレーしたフットサルプレーヤー・久光重貴(湘南ベルマーレフットサルクラブ所属)がガンにおかされている――。突然の報せに飯尾一慶は、一瞬目を疑った。
すぐに飯尾は久光の状況を把握するため、昨季まで東京Vに所属していた現・湘南の梶川諒太に連絡。それから程なく久光から飯尾の下に一本の電話が入ったという。
「アイツは普通の声だった。本人に頑張る意思があって病気をやっつけようとしているところに心を打たれた。純粋にボールを蹴りたいから、治すという気持ちがある。それがなければあきらめていたかもしれない。フットサルで強くなれる人がいる。普通にサッカーをやれている自分の状況を考えさせられた」。
飯尾の願いはただ一つ。一人でも多くの人に久光氏の存在を知ってもらいたい。それだけだ。なお、東京Vは今後、久光氏を支援するための募金活動などを予定しているという。
(東京V担当 郡司聡)
2013/07/17 16:30