8日に行われた天皇杯2回戦。名古屋は格下のAC長野パルセイロ(JFL)に敗れ、まさかの初戦敗退となった。
田口泰士は「みんな油断してたわけじゃない。でも失点しちゃってズルズルいってしまった。(ストイコビッチ)監督も言ってたけど、よかったのは最初だけだった」と反省の色を浮かべた。前半の45分間で交代となってしまっただけに、自身にも悔いが残る。試合後、早々とバスに乗り込んだ田口のみならず、チームの雰囲気もかなり暗かったという。
しかし、これに檄を飛ばしたのが長野戦を負傷欠場した田中マルクス闘莉王。「みんな落ち込んでたけど、トゥーさんも『切り替えろ』と言ってくれた。ホントそれだけだと思う」(田口)。大黒柱の言葉で前を向けたという。
過去をいつまでも引きずっている余裕はない。現実を受け止めつつも、9戦負けなしで迎える今節・清水戦に切り替えることが肝要だ。勝利のため、先発を奪い返すため、田口も次を見据えている。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/09/11 17:06