天皇杯4回戦の名古屋との試合を2日後に控えた熊本は、13日のトレーニングでチーム全体の守備対応を確認した。
中でも時間を割いたのが、ゴール前に入ってくるクロスへの対応。名古屋の田中マルクス闘莉王を想定して191 cmのGK畑実を相手側のFWに置き、動き方の特徴を踏まえてDF4人とボランチ2人のポジショニングや受け渡しについて細かく指示。途中、「俺がやる」と高木琢也監督が闘莉王役で入る場面もあった。
センターバックの廣井友信は「闘莉王さんは規格外だけど、競り勝てなくても自由にさせないことで、セカンドボールでうまく対応したい。それぞれが正しいポジションに入って、献身的に走ることが大事」と話した。
3回戦ではJ1で優勝争いを演じていた仙台を延長戦の末にくだした熊本が、2戦続けての大物食いを狙う。
(熊本担当 井芹貴志)
2012/12/13 19:29