「やっと本来の森岡になってくれたかなと。だいぶ待ったね。良かったですよ、本当に。期待どおり」。
前節・東京V戦を終えた安達亮監督は、先発に抜擢した森岡亮太についてしみじみと話した。前々節・山形戦の途中から出場し、攻撃にリズムを呼び込んだ背番号「10」は、指揮官の期待にたがわぬ活躍をみせ、連敗に沈んだチームに歓喜をもたらす立役者になった。
特に安達監督の指摘した「だいぶ待ったね」との言葉が印象的だ。けがで離脱を繰り返す前、3月11日に行われた京都との練習試合で活躍した森岡を「厳しい言い方ですけど、当たり前。あいつは神戸でもっと輝いてもらわないといけない選手」と、期待の大きさを厳しい言葉で話していた。
あとは、さまざまな個性を持つ前線が、どんな組み合わせをすることで、どんな化学反応を起こすのか。神戸の今後の戦いから目が離せなくなりそうだ。
神戸の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(神戸担当 小野慶太)
2013/08/23 15:50